国民栄誉賞受賞者一覧

 

 

授与されるのは、賞状と盾・(希望者に)記念品(100万円相当)の3点。

No

氏名

表彰年月日

功績(盾の文)

備考

王 貞治

1977(昭52)年9月5日

ホームラン新記録達成の功

1977年9月3日に記録達成

古賀 政男

1978(昭53)年8月4日

「古賀メロディー」作曲による業績

1978年7月25日に死去

長谷川 一夫

1984(昭59)年4月19日

真摯な精進 卓越した演技と映画演劇界への貢献の功

1984年4月6日に死去

植村 直己

1984(昭59)年4月19日

世界五大陸最高峰登頂などの功

アラスカで行方不明

山下 泰裕

1984(昭59)年10月9日

柔道における真摯な精進 前人未踏の記録達成などの功

 

衣笠 祥雄

1987(昭62)年6月22日

野球における真摯な精進 前人未到の記録達成の功

 

加藤 和枝

美空ひばり

1989(平元)年7月6日

真摯な精進 歌謡曲を通じて国民に夢と希望を与えた功

1989年6月24日に死去

祭8

秋本 貢

(千代の富士)

1989(平元)年9月29日

真摯な精進 相撲界への著しい貢献の功

 

増永 丈夫

(藤山一郎)

1992(平4)年5月28日

歌謡曲を通じて国民に希望と励ましを与えた功美しい日本語の普及に貢献

1993年8月21日に死去

10

長谷川 町子

1992(平4)年7月28日

家庭漫画を通じて戦後の我が国社会に潤いと安らぎを与えた功

1992年5月27日に死去

11

服部 良一

1993(平5)年2月26日

数多くの歌謡曲を作り国民に希望と潤いを与えた功

1993年1月30日に死去

12

田所 康雄

渥美 清

1996(平8)年9月3日

映画「男はつらいよ」シリーズを通じ人情味豊かな演技で広く国民に喜びと潤いを与えた功

1996年8月4日に死去

13

吉田 正

1998(平10)年7月7日

「吉田メロディー」の作曲により国民に夢と希望と潤いを与えた功

1998年6月10日に死去

14

黒澤 明

1998(平10)年10月1日

数々の不朽の名作によって国民に深い感動を与えるとともに世界の映画史に輝かしい足跡を残された功

1998(平10)年月9月6日に死去

高橋 尚子

2000(平12)年10月27日

2000年シドニー五輪で、女子陸上史上初の金メダルを獲得し、国民に感動を与えた功

 

16

遠藤 実

2009(平21)年1月23日

54年余にわたる作曲活動を通じ、広く国民に愛される数多くの歌謡によって国民に希望と潤いを与えてきた功

なお、作曲家の受賞は、古賀政男(78年)、服部良一(93年)、吉田正(98年)に続いて4人目

2008年12月6日、急性心筋梗塞のため東京都中央区の病院で死去した。76歳

17

森 光子

2009(平21)年7月1日

長年にわたり芸能で多彩な活躍をされた。単独主演の舞台「放浪記」の上演2000回の金字塔はほかの人にまねができない前人未到の業績で、国民に希望と潤いを与えた

芸能界では長谷川一夫さん(84年)美空ひばりさん(89年)渥美清さん(96年)らが没後に受けたが、現役女優では初

18

森繁 久彌

2009(平21)年12月22日

芸能の分野において長年にわたり第一線で多彩な活躍をされ、数多くの優れた演技と歌唱は広く国民に愛され、夢と希望と潤いを与えた

2009年11月10日死去。96歳

19

なでしこジャパン

2011(平23)年8月18日

最後まであきらめないひたむきな姿勢が国民にさわやかな感動と、東日本大震災などの困難に立ち向かう勇気を与えた

団体受賞は初めて

20

 

吉田沙保里

2012(平24)年11月7日

日々の修練・努力の積み重ねで前人未到の偉業を達成し、多くの国民に深い感動を与えた

レスリング女子55キロ級で世界選手権と五輪を合わせて13大会連続世界一を達成した功績を評価。

 

21

大鵬

2013(平25)年2月25日

大相撲史上最多の32回の優勝を成し遂げ、昭和の大横綱として輝かしい功績があった。国民的英雄として、社会に明るい夢と希望と勇気を与えた

2013年1月19日死去。72歳

大相撲では1989年に受賞した元横綱千代の富士に続き2人目

22

長嶋茂雄・松井秀喜

2013(平25)年5月5日

長嶋氏は国民に記憶の残るプレーでプロ野球の発展に貢献した。松井氏は大リーグ・ヤンキースで活躍するなど輝かしい成績を残した

東京ドームで受賞セレモニー

 

   

 

2009年 1月23日、麻生総理は総理大臣官邸で、08年12月6日に死去した作曲家、遠藤実氏への国民栄誉賞の表彰式を行い、遠藤氏の長女の由美子さんに表彰状と盾を授与した。

2009年12月22日、鳩山総理は総理大臣官邸で、09年11月10日に老衰のため96歳で死去した俳優の故森繁久弥さんの次男建さんに表彰状、盾、記念の皿を手渡した。

2013年2月25日、安倍総理は総理大臣官邸で、13年1月19日に死去した、大相撲元横綱大鵬さんの芳子夫人、三女、孫の幸男さんに、「贈 納谷幸喜殿 国民栄誉賞受賞記念 大相撲史上最多 幕内優勝32回 平成25年1月19日 内閣総理大臣 安倍晋三」の文言が記載された表彰状と全勝優勝8回にちなんで天然ダイヤ8個が配置された記念品を授与した。

2013年5月5日、プロ野球・元巨人監督の長嶋茂雄氏(77)と、巨人や米大リーグ・ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(38)に国民栄誉賞を授与する際、副賞として東京ドームで行われた松井氏の引退式で、金色のバット(純銀製で表面を金メッキ。長さは約86センチ、重さは約2キロ)を贈った。バットの表面には安倍首相による「3 長嶋茂雄」「55 松井秀喜」の文字が手彫りされ、グリップエンドには授与式の日付などが刻まれた。バットは、5月6日から8日の阪神3連戦中東京ドームに展示された。

 なお、プロ野球では過去、1977年の王貞治氏と87年の衣笠祥雄氏の2人が受賞している。

 

 

 

 これまで政府は、受賞者の希望を聞いたうえで副賞を決めていた。11年に国民栄誉賞を受けたサッカー女子日本代表チーム「なでしこジャパン」には化粧筆を贈った。

 

備考

1.   表彰状の年月日は、死亡者については死亡日で、その他の者は表彰日。

2.   藤山一郎氏は国民栄誉賞受賞後に死去した。

3.   黒澤 明氏は文化勲章の受章者で、同受章者が国民栄誉賞を受けるのは初めて。

4.   森繁久弥さんは文化勲章受章者。

国民栄誉賞は、栄典とは異なるが、内閣総理大臣表彰(総理府内閣総理大臣官房人事課で所掌)の一つ(その中でも最もポピュラーなもの)である。「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があった方に対して、その栄誉を讃えることを目的」としている同賞は、ダイエーホークスの王監督が現役時代の1977(昭和52)年8月(福田内閣時代)に、756本の通算本塁打の世界記録を達成したことをきっかけに創設された(国籍条項はない)。

 

01年小泉首相は、シアトル・マリナーズのイチロー外野手がメジャーリーグで首位打者、盗塁王のタイトルを獲得する活躍をしたことから、国民栄誉賞を贈る方向で検討を行ったが、イチロー選手がこれを辞退。 

さらに、04年10月8日までに大リーグの最多安打記録262本を更新したマリナーズのイチロー外野手(30)に対し、首相官邸が国民栄誉賞の授賞を検討していたが、イチロー選手側が「今の段階で国家から表彰を受けると、モチベーション(動機づけ)が低下する」とこれを辞退。

そのほか、プロ野球選手の福本豊が、83年6月に当時の世界記録となる通算939盗塁を達成したとき、当時の中曽根康弘首相から授与を打診されたが、「そんなんもろたら立ちションもでけへんようになる」(本人談)と固辞(大阪府知事の賞詞は受賞)。

 また作曲家の古関裕而に対する授与が没後の89年に内定していたが、親族が辞退。